異常に野菜の摂取量が多く、
野菜は"保存"する間もなく胃の中へと消え、保存とは無縁の生活です。
とはいえ、世間では1週間分の野菜はまとめ買いで、
週の後半は鮮度劣化と戦うという方は多いようです。
そんな状況を知るや、俄然興味がわいてきたのが、
野菜専用の保存袋。
一見すると、普通のビニール袋。
この実力のほどはいかに!?
実験のお供に選んだのは、
葉野菜代表でサンチュ。
実野菜はきゅうり。
ふたつとも、それぞれ専用保存袋と一般的なビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
さて、2日目。
まずサンチュはいかがでしょうか。
通常のビニール袋の方は、葉が呼吸して放出した水分で、うっすらとくもっています。
通常の袋のものは目でみてはっきり分かるほど、水滴が大量についています。
ただし、袋から出した状態は、特に大差はありません。
そして間を一日空けて4日目。
2品ともだいぶ差が出てきました。
まずはサンチュ。
通常の袋のものは、かなりしんなりしています。
これに対して、専用袋は多少葉のハリが少なくなったものの、
依然としておいしそうなツヤを保っています。
きゅうりに関しては、双方とも袋にはかなり水滴がついていて若干不安がよぎります。
とはいえ、出してみると、そんなに劣化した印象は受けません。
さらに5日目。
サンチュに関していうと、たった1日でこんなにも変わるものでしょうか。
専用袋は4日目と大差なく、おいしそうな状態です。
これに対して、通常のビニール袋のものは、葉の先が黄色く変色し、しんなり。
水分もかなり失われているようで、ハリがなく手にぺたりとはりついてきます。
そしてきゅうりはといえば、通常のものはまだまだかたく、片手で曲げようとしても、ちょっとしなるぐらいで曲がるとは言いがたい状態です。
これとは対照的に、通常の袋に入れていたものは、手でさわると明らかに水分が失われてやわらかくなっていて、きゅうり独特のパリパリ感がなくなっていることが容易に分かります。
片手で曲げてみようとすると、写真の通りに。もう少し力を入れたら、ぐにゃりと曲がりそうなほどです。
もちろん個体差はあるので、一概にはいえませんが、今回の場合には4日と5日目がボーダーライン。
葉野菜も実野菜も双方、通常のビニール袋に入れていたものは開始から5日目になると、
鮮度劣化が誰の目にも明らかです。
これに対して野菜専用袋。さすが研究がなされているようで、5日経っても多少の劣化は当然あるものの、"おいしそう"な印象はまだキープできていました。
もうちょっと経過を見守りたいところですが、食べ物ですからね、このあたりでおしまいにしておきましょう。すべてこのあと、私のおやつにしておきます。