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2012-11-12


 じゃがいもは冷凍するにあらず。コレ、ジョウシキネ。

なんて、長年思っていましたけど、ついにじゃがいもを冷凍してみました。
じゃがいもは、そのまま冷凍すると、解凍した時の食味が悪くなるので、冷凍はタブーですが、それはそのまま解凍して食べるという前提のこと。
冷凍と解凍を繰り返しながら水分を抜くと、何年も保存可能なものになるという情報を入手。
早速作ってみました。

じゃがいも    

用意したのは、一般的な男爵。

きれいに洗って、ビニール袋に入れて冷凍庫へ。

一昼夜おき、芯まで凍ったものを冷蔵庫に移して解凍します。

表皮はぶよぶよ、すでにじゃがいもとは思えぬテクスチャーです。

じゃがいも2日目(解凍後)手で押すと...なんとまぁ、水分が出ること、出ること。
びゅーびゅー飛び出てきます。

じゃがいも2日目(水が出る様子)これは、じゃがいもから起こる出来事なのかと、一瞬たじろぐほどです。


 

そして、この水分を抜いたものを、再度冷凍・解凍を繰り返します。

じゃがいも6日後(解凍後)3回目の解凍時には、水分がさらに減って果肉が小さくなったせいか、皮がするりとむけてしまいました。冷凍・解凍を繰り返し、徐々に"ぶよぶよ感"は増してきます。

 

そして8日目、4回目の解凍を迎えた頃には、写真の通り、真っ黒に。
じゃがいも8日目(解凍後)ぶよぶよのその皮は、タイで触った象の皮に似ていることは否めません。
 

もう水分は出ないと判断し、晴れた日を狙って、天日干し。
3日も干し続けると、完全に水分が抜けきったようです。

チーニョ完成!はい、カッサカサのカッチカチです。


試しに、自分の頭をコツンとたたいてみたら、痛くて涙が出そうになりました(嘘)。


手のひらにすっぽりとおさまる大きさになりました。

この状態になると、今後何年も保存がきくとかきかないとか。

食べる時は、水で戻して調理するそうですが、この色にぶよぶよだった食感を思い出すと、どうにも食欲がわきません。

ひとまず、私のギャラリーに追加して、興味がある方々にお見せすることにいたします。

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