じゃがいもは冷凍するにあらず。コレ、ジョウシキネ。
なんて、長年思っていましたけど、ついにじゃがいもを冷凍してみました。
じゃがいもは、そのまま冷凍すると、解凍した時の食味が悪くなるので、冷凍はタブーですが、それはそのまま解凍して食べるという前提のこと。
冷凍と解凍を繰り返しながら水分を抜くと、何年も保存可能なものになるという情報を入手。
早速作ってみました。
用意したのは、一般的な男爵。
きれいに洗って、ビニール袋に入れて冷凍庫へ。
一昼夜おき、芯まで凍ったものを冷蔵庫に移して解凍します。
表皮はぶよぶよ、すでにじゃがいもとは思えぬテクスチャーです。
手で押すと...なんとまぁ、水分が出ること、出ること。
びゅーびゅー飛び出てきます。
これは、じゃがいもから起こる出来事なのかと、一瞬たじろぐほどです。
そして、この水分を抜いたものを、再度冷凍・解凍を繰り返します。
3回目の解凍時には、水分がさらに減って果肉が小さくなったせいか、皮がするりとむけてしまいました。冷凍・解凍を繰り返し、徐々に"ぶよぶよ感"は増してきます。
そして8日目、4回目の解凍を迎えた頃には、写真の通り、真っ黒に。
ぶよぶよのその皮は、タイで触った象の皮に似ていることは否めません。
もう水分は出ないと判断し、晴れた日を狙って、天日干し。
3日も干し続けると、完全に水分が抜けきったようです。
試しに、自分の頭をコツンとたたいてみたら、痛くて涙が出そうになりました(嘘)。
手のひらにすっぽりとおさまる大きさになりました。
この状態になると、今後何年も保存がきくとかきかないとか。
食べる時は、水で戻して調理するそうですが、この色にぶよぶよだった食感を思い出すと、どうにも食欲がわきません。
ひとまず、私のギャラリーに追加して、興味がある方々にお見せすることにいたします。