2012-10-15
今回はかぼちゃのお話です。最近では1個丸のまま買うという人は、多くないかもしれません。
ですが、1個買えば色んな調理法が楽しめてじつはお得。
味覚の個人差はあると思いますが、ベジマニ的かぼちゃの食べ方を極めてみました。
今回は4つの調理法で、かぼちゃを食べ比べ。
それぞれ蒸す、焼く、煮る、電子レンジで加熱して、味をチェックします。
一般的な西洋かぼちゃを使い、すべてひとくち大に切りそろえて実験開始。
竹串がすっとささるやわらかさになるまで加熱しました。
すべての加熱時間と、糖度は図の通り。
糖度でいえば、余分な水分が抜けた分「焼く」の糖度が一番高くなりました。
逆に、「煮る」では、水分を含んだ分甘みが薄まるという結果に。


とはいえ、一度にたくさん食べると、水が欲しくなる感は否めません。

だしを入れて煮込みたい気持ちをぐっとこらえ、水のみで煮ます。
味付けがない分、単純に水っぽい印象に。
やはり調味料なしはきついようです。糖度も一番低く、「水っぽい」というコメント以外に見当たりません。かぼちゃ、ごめん。

ラップでくるんで900Wで加熱しました。ラップでくるんだので、水分は逃げず、しっとり。
以前シャムえみがさつまいもで同様の実験をしたときは、「電子レンジ」で調理したものの糖度が一番低い結果になりましたが、かぼちゃではその例にあてはまらないようです。
結果的には、それぞれ一長一短なので、調理法や好みによって使い分けるのがいいのでしょう。
マッシュにしてしまうなら、時間をとって電子レンジ。
しっとり感を楽しむために煮る。
素材の味を堪能したいから塩をかけるだけでよさそうな、焼き。
といった風に、それぞれの特徴を生かせば、どの調理法も「アリ」ということ。