今回は、「りんごの果肉を白く保つアレ」について。
お弁当を開けると入っていたりんご。赤い皮はうさぎに見立てて飾り切りされ、うわーい! と喜んで口に運んだら、ほんのり塩味がしてがっかりしたこと。こんなしょっぱい思い出ありませんか?
切ったりんごが変色しないようにと、母の愛情なのでしょうが、甘いりんごに塩味がするのは、どうにも腑に落ちない・・・。
とはいえ、切ったりんごを塩水に漬けると完全に変色を防ぐことはできるものなのだろうか。レモン果汁に漬けるのもよいとも言われている。そこで、りんごの変色に関しての実験を試みてみました!
用意するのはりんご(ちなみにこの日は「ふじ」)、そして食塩水、レモン果汁。りんごのカットした面に、塩水、レモン果汁を塗ったもの、そして切りっぱなしのもの、の3種類を準備して常温の場所に放置してみました!
15分後。すでに「そのまま」は褐色し始めている・・・。
「レモン」、「食塩水」は今のところ現状をキープして頑張っている模様。
30分後。「そのまま」はさらに褐変が進み、「レモン」は若干色が変わりつつあるようだ。でも白いような気がしないでもない、それぐらい微妙な変化を見せている。「食塩水」は依然として白い肌をキープ中。
1時間放置してみた。「そのまま」の褐色が濃くなっていることは一目瞭然。「レモン」は根を上げ始めた様子。写真では分かりにくいが、褐色が少しずつ出ている・・・。そして頑張っているのは「食塩水」。ご覧の通り、依然として元のままである。
写真は撮っていないが、3時間後には3種類とも褐色の色がついていたが、やはり変色を抑える効果は「食塩水」がダントツ一位、続いて「レモン」も頑張っていた。とはいえ、3種類とも質が落ちたわけではなく、歯ごたえ、もともとのりんごの味に変わりはない。変わることといえば、塩味、レモン味がついていること。後はみなさまのお好みということで...。